アナリストの納骨工夫とコロナ予防

読経は続くよ、いつまでも。火葬後の法要充実策「本山納骨」

2021年7月15日(木)アナリスト工房

5月に12万人の命を奪い世界最大のピークをつけたインドの新型コロナ流行は、日本発の治療薬「イベルメクチン」が主要8州(首都のあるデリー、人口最大のウッタル・ブラデシュなど)で大勢の人々に行き渡った結果、6月から急速に収束傾向(図表)。その他の大半の州では厚生当局が有効なイベルメクチンの普及を相変わらず阻み続ける一方、主要州でのイベルメクチン普及効果がインド全体でみたコロナ情勢改善をけん引しています。

出所:Worldometer

ノーベル賞を受賞した大村智博士の北里研究所は1979年、伊豆半島の温泉地の土から抽出した善玉菌が駆虫効果のある化合物を産むことを研究報告。その天然由来の化合物「アベルメクチン」を量産のうえつくられた駆虫・抗ウィルス薬が、インドのコロナ退治で活躍中のイベルメクチンです。

新型コロナ感染症(COVID-19)に対しイベルメクチンは、コロナウィルスが人の細胞内で複製されるときに必要な酵素を断つとともに、ウィルスの細胞核(細胞の働きをコントロールする司令塔)への侵入を介する悪いタンパク質を不活性化させることにより、コロナの治療および予防の大きな効果を発揮しています。


インドのコロナ収束傾向が鮮明となった6月上旬、現地のイベルメクチン個人輸入を申し込んでいた筆者に、そのコロナ薬が主要都市ムンバイを出発したとの吉報が届きました。

日本が開発したイベルメクチンは、人間と動物(犬、猫、牛など)に普及してから30年以上の歴史があり服用事例が豊富なことから、ユーザーの安心感が比較的高い。その反面、すでに特許切れのため安価なイベルメクチンは、製薬・医療・厚生利権にとって不採算なので、いまでは日本の純正品がなかなか見当たらずインドの後発品がすっかり主流なのです。


コロナ予防のためのイベルメクチンをようやく入手できる見込みがついた筆者は、亡くなった父親の法要を再開し、遺骨の一部を京都の大きなお寺へ納めに行く決心がつきました。

火葬場で大きな骨つぼに詰めてもらった大半の遺骨は、永眠から49日めの法要のとき、故人の依頼どおり地元の菩提寺(日頃お世話になっているお寺)の墓に埋葬済み。一方、筆者が火葬場に持参した小さな骨つぼに詰めてもらった遺骨は、菩提寺の本山(その宗派中核の大きなお寺)にある親鸞聖人(1173-1263)の墓地に納骨(墓地内へ散布し合葬)することにより、葬送本来の目的どおり土に帰すことにしました(下記)。

骨は土に帰してやらにゃいけん。そげせんと(そうでないと)魂がいつまでも迷っちょるけんねえ。(中略)死者の霊はなあ、49日の間はあたりをさ迷ってうらみつらみや未練のある者をひっぱって行くちゅうけん、49日の間の法要はたいせつにやらんといけんのよ」

水木しげる『のんのんばあとオレ』講談社漫画文庫(1997)

宗派の開祖が眠る京都の本山への納骨は、49日には間に合わなかったが、毎年の彼岸に遺族が現地へ出向かなくても僧侶たちがお経を読んでくれる「永代経」のサービス付き。また現地では、毎日数回以上の納骨に伴う読経が長きにわたり続いています。

本山納骨は、そのとき散布される故人の骨を土に帰す葬送本来の目的にピッタリなだけでなく、毎年そして毎日の読経が法要を絶え間なく永代にわたり営み続けてくれるのです(*)。


コロナ流行をきっかけに大勢の親戚や知人を招くのが難しいなか、一連の葬儀は火葬から始める”火葬ファースト”がすっかり主流となっています。別れの涙で故人を見送った火葬の後は、遺体を見守る「通夜」があり得えないだけでなく、亡くなった人へ別れを告げる葬式後半のプロセス「告別式」も不要。引導を渡しながら故人のご冥福を祈る葬式前半のプロセス「葬儀式」は、火葬直前に数分程度の「炉前読経」で対応できます(アナリストの葬儀再考と読経実践)。

一連の葬儀の後は、読経が永遠に続く本山納骨を利用することにより、法要をコロナ流行前よりもはるかに充実させることが可能なのです。


小さな骨つぼの父親をカバンに詰め、早朝の新幹線と京都市バスを乗り継いだ筆者は、10時半に本山に到着。受付で納骨申込書を記入のうえ、4万円の規定料金を納めました。年会費は不要です。本堂で僧侶3名にお経を読んでもらった後、親鸞の眠る廟所(墓場)へ移動。そこで再び読経・焼香のうえ、骨壺のなかの遺骨が散布・埋葬されました。父とのお別れに、改めて合掌一礼!本山納骨の受付から終了までは約1時間(*)。

東京からの日帰りでも、現地周辺を散策する時間はたっぷりあります。親鸞の鎌倉時代(1185-1333)には死者を川に流し別れを告げる「水葬」の場だった鴨川は、とてもきれいな水が力強く流れていました。

▼予防服用したイベルメクチンが、想定外の治療効果を発揮!

京都への本山納骨の旅(往復約1千km)から戻った筆者は、数日後にインドから送られてきたコロナ薬イベルメクチンを、発症予防のために早速服用を開始。

その際の注意点(体重に応じた必要な錠数を空腹時に十分な量の水で飲むこと)に沿って服用してから数分後、頭にたっぷり血が上るのを感じた筆者は、5キロのランニング直後で汗を大量にかき失った水分を計算し忘れたことに気づきました。幸い、血が上ったことによるめまいは数十秒で収まり直後、血が頭から下り全身へ勢いよく巡ってゆくのが実感でき、成功のガッツポーズ!


説明書によると、血流とともに全身に行き渡るイベルメクチンの血中濃度が最高に達するのは、服用から4時間後。また、油とアルコールに溶けやすく水に溶けにくいイベルメクチンは、約12日間かけて大便に排出されていきます(**)。これらの点を踏まえ筆者は、服用前および服用後の数時間、食事とお酒を避けようと決心しました。

半月後の7月初旬、ランニング後の十分な水分補給により、めまいの副作用もなく2回めのイベルメクチン投与を無事終了。その翌日には、原因不明の味覚異常が突然すっかり回復しました!


昨年6月に筆者が患った味覚異常は、食品・飲料に含まれるさまざまな味の感覚は従来どおりバッチリの一方、これらの味が互いにバラバラのまま調和せず飲食を楽しむことができない症状でした。例えば、ウイスキーはまるで木の香りのアロマオイルを舐めながら飲むアルコール水へ変化。キムチの甘い・辛い・酸っぱいそれれぞれの味は認識できた一方、肝心な甘辛酸っぱい味に調和せず、味覚をしばらく楽しめなくなりました。

幸いこれらの味覚異常は、昨年末までに9割程度回復したことが実感できました。とはいえ今年になっても、食事を味わうときの満足度は、異常前との比較では今ひとつ物足りなかったのが実情だったのです。


予防目的のユーザーの期待をはるかに超え、原因不明の病の治療効果まで発揮してくれたコロナ薬に巡り会えたのは、仏のご加護かもしれません。合掌一礼!

アナリスト工房 2021年7月15日(木)記事

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*)本山納骨のサービス内容、費用、平均所要時間は、本山の宗派によりさまざま。上記はあくまでもその一例。利用検討の際は、各本山のHPおよび電話で詳細を必ずご確認ください。

**)個人輸入した医薬品の利用は、あくまでも自己責任。その説明書をしっかり読み、一通り理解してから利用することが大切です。